仕事の喜び

友人があるネイルサロンに行った時、そこで担当してくれた人が「もうネイルの事で学ぶことはない」と言ったらしい。確かにその人は色々なコンペで賞を取ったりするような高い技術を持ってるみたいなんだけど、彼女の発言に私はとても違和感を覚えた。

サロンで働くネイリストの仕事は、日々同じことの繰り返し。もちろん、業界の新情報にアンテナを巡らすとか、カスタマーサービスの向上に努めるとか色々あるだろうけれど、基本的な毎日の仕事はひたすらポリッシュを落とし、ひたすらファイルし、ひたすらキューティクルを押し上げて・・・みたいな。特にリピーターのお客さんなんかだと好みも分かっているので自動的に手が動く。

急に話が逸れるようだけど、最近「Jiro dreams of Sushi」という映画を観た。銀座の次郎という有名なお寿司屋さんの日常を追いかけたドキュメンタリー映画なんだけど、次郎さんの心に残る一言が忘れられない。「寿司職人というのは毎日毎日同じ事をする。何十年も同じように寿司を握ってるけど、まだ俺は自分の寿司が完璧だとは思えない。今日は昨日よりも更に美味しく握ろう、と思いながら自分に妥協せずにやってるよ。一瞬一瞬、それが本当に自分のベストか?て自分に問いかけながら」

・・・というような内容だったと思う。これを聞いた時すぐ自分のことを思い浮かべた。私の仕事も言ってしまえば職人的。サラリーマンのように大きな商談をまとめたからボーナスが出るとか昇給するとか、または昇進目指して日々頑張るというようなことはない。同じようなマニキュア、ペディキュアの繰り返し。

でも、その都度自分で出来る最高の仕事をして、お客さんに目一杯よろこんでもらって、自分も満足できた、ということを繰り返しているうちにもの凄く成長出来るのかもね。最近、職人的仕事の面白さがやっと分かってきた気がします。
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by daisyduke | 2011-06-23 10:21 | ネイル