最初の挫折

正直に言うと、“ネイリスト”という仕事を甘くみていた。とにかく謙虚に、を心掛けてはいたものの、「高がネイルだし、それに私は器用だし」という考えが頭の片隅にあったのも事実だと思う。

先週ポリッシュチェンジだけの客が来て私がついた。ホワイトパール系のポリッシュを綺麗に塗り終え次の客のサービスをしてると、さっきの客を他のスタッフがまたサービスしてるし!乾かないうちに触っちゃってやり直してるのかな、とも思ったけど嫌な予感が・・・。

手が空いてからすぐ訳を聞くと、ポリッシュが綺麗に塗れていない事に対し客が文句を言ったんだそう。やり直したスタッフは「客は2本の指だけ直してくれればいい、と言っていたけど私なら10本ともやり直して欲しいくらい酷い出来だったわよ。○○も出来てなかった。○○も酷いもんだし・・・」とかなり辛辣に細かく指摘。負けず嫌いの私は、遠慮無しに物言う彼女に対してちょっぴりムカついてしまった。しかし彼女の言う事は本当だし、それにこうして指摘してくれなければ上達しないんだし、と自分を宥めて客のいない時には苦手な色を塗る練習を始めたの。

それを見ていた他のスタッフ達がよって来て「何してるの?」と興味津々。私が赫々云々で・・・と説明すると、まるで皆今まで言いたい事を我慢していたかのように「ああしろこうしろ、これが悪いあれも悪い」と私に対しての意見がわんさか出てくる。

同じポリッシュを使い、同じ湿度気温の部屋でサービスをし、同じモデルを使っても全く出来が違うのだ。この道5年以上の彼らと同じように出来ないのは当たり前だけど、それでもプロと素人との差をまざまざと見せ付けられて軽くショックだった。

冒頭に書いたような勘違いをしていた事を心底恥ずかしく思うと同時に、就職してから2週間という短い時間でその愚かな自信が打ち砕かれたのはラッキーだと思う。私以外のスタッフは皆ベテラン。この環境に感謝して、彼らの技術をめい一杯吸収していかなければね。
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by daisyduke | 2006-05-22 23:09 | ネイル