褒めて育てる

職場に63歳の女性ネイリストがいる。20歳くらいの頃にロシアから移民してきたそうな。先日彼女が「今年は結婚40周年記念なの」と話し始めた。今でもとっても幸せらしく、何かお祝いしなくっちゃ、と嬉しそうに話す姿は実に微笑ましい。

そんな彼女に軽く質問。
「私ってね、どうしても全てをコントロールしたがる癖があるんですよ。例えば家事にしても、ただやるんではなくて、私のやり方でやってもらわないとすっきりしなくて。あんまり口にしないようにするんですけどねぇ」

「という事はあんたの旦那は家事をやる男なのね?それだけで素晴らしいじゃない!どんな些細な事でもいいから頼んだ家事をやってくれたらひたすら褒めるのよ。もし頼んでもいないのにやってくれたらもっと褒める!それに尽きるわ。」

「でもさ、例えば掃除機をかけてくれた筈なのにまだ隅にほこりが溜まってるとするじゃないですか?そういう場合はどうしたらいいんでしょう?」

「そんな小さな事なんて気にしないの!掃除機をかけてくれた、という事実が大事なんだから。笑顔でありがとうと言ってハグ&キスしてお終いよ!」

「え、じゃぁまだ隅に溜まってる埃はどうなるんです?」

「そんなのあんたが後でこっそり片付けるのよ。」

「そっかぁ・・・。でもそれじゃぁ進歩がないような・・」

「あんたも分かってないわね。男はね、褒めれば褒めるほど伸びるのよ。彼だって馬鹿じゃないんだからまだ隅に埃が残ってる事くらい分かってるの。でも面倒だから見て見ぬフリをするのよ。それがね、とんでもなく感謝されたらじゃぁ来週もまたやろうかな、今度はもうちょっと丁寧にかけようかな、て思うわけ。分かる?」

えぇ、分かりました。よーーーく分かりました。目から鱗が落ちた気分です。
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by daisyduke | 2007-04-02 21:22 | 日記